生産地・農場紹介

株式会社ミーティッジ

島袋さんてどんな人

養豚歴50年。アグー飼育のパイオニア

養豚業キャリア50年の大ベテラン。経験値が高く、豚の小さな変化にも気づく頼もしい養豚家だ。しかし普通豚からアグーのみの養豚に切り替えた7年前当時は、不安要素も多かった。まだ知名度がそれほど高くないアグー飼育を始めるかどうかで、奥様の静子さんとケンカが絶えなかったとか。それでもあぐーの味に惚れ込んで、アグー飼育を始めたパイオニアなのだ。

卸先の新垣さんと密に連携。厚い信頼関係がおいしさをもたらす

唯一の卸先である株式会社ミーティッジの新垣さんとは、アグー養豚を始めて間もない頃からのおつきあい。新垣さんは、小売の動向や取引先からの評価を、いつも島袋さんに伝えてきた。島袋さんは、それに励まされるような形でアグー養豚に取り組んできたのだ。「新垣さんがいなかったらここまでやってこられなかった」と言う。今では島袋さんがどうしても出席できない会合に、新垣さんに代わりに出席してもらうなど、信頼関係はがっちりだ。
また沖縄畜産工業で扱うあぐーの主力は、島袋さんの農場からのもの。新垣さんも島袋さんの育てるアグーに全幅の信頼を寄せている。そんな卸と密な関係が、消費者に安全でおいしいあぐーを届けてくれるのだ。

アグーの里の名士

島袋養豚場がある名護市は、絶滅しかけていたアグーを戻し交配により復活させた地として、2013年9月1日「アグーの里」宣言をしている。島袋さんは、その記念式典のアグー像除幕式に主賓として招かれた。

島袋さんの飼育のこだわり

良い種豚はおいしさの基本。だから原種の血は絶対に薄めない

島袋さんのあぐーの脂は、濁りのないきれいな白色で質が高いのが特長。その上、それはどの豚をとってもだ。卸会社の新垣さんはこう高く評価している。それは種豚の血の濃さに因るところが大きい。島袋さんは、原種アグーの血が濃いオスとメスを最初に譲り受けてからずっと、その血を薄めないよう種豚作りに情熱を傾けている。今でも、最初からの系統を大切に守り続けているのだ。そこから島袋さんのあぐーの味に対するこだわりの強さがうかがえる。

豚にストレスは大敵!様子がおかしい豚はいないか、目を光らせる

豚はとても繊細でストレスを受けやすい生き物。物音にも敏感で、同じ部屋にいつもはいない1頭が紛れただけでも、ケンカを始めてしまう。放っておけば胃潰瘍などの病気になることもあるのだ。また、ストレスを大きく受けている豚は、肉質や味が悪くなってしまうことも。なので島袋さんは、アグーたちがピリピリしていないか、ストレスを溜めていないか、とにかくよく見ている。これまで長く養豚業を続けてきた経験から、豚のちょっとした変化にもよく気がつくのだ。その観察力があるからこそ、様子がおかしい豚がいればその部屋から出すなど、すぐに手を打つことができる。

新垣さんが島袋さんに豚の様子を尋ねると、いつでも豚の状況を把握していて即座に説明してくれるという。アグーも島袋さんがいつも見てくれているという愛情を感じているのか、他の人が豚舎に近づくと逃げるところ、島袋さんが近づくと鳴いて寄って集まってくる。全部の豚に目がくまなく行き届くのは、個人養豚家ならではの利点だ。

島袋さんのあぐーはどんな味

脂はトロッと溶けるのに、コリコリ!

あぐーの脂は融点が低く、口の中で甘く溶けるのだが、脂の組織は流れない。だから、歯ごたえはコリコリとしていてダレる感じがまるでない。原種あぐーを食べた人が、「島袋さんとこのお肉と味が変わらない」と感想をもらったこともあるそうだ。

島袋さんのあぐーどう食べる?

しゃぶしゃぶは、残ったスープも味わい尽くして!

島袋さんのあぐーは脂のおいしさが引き立っている。調理はシンプルにしゃぶしゃぶで、まず肉と脂そのものの味を楽しんでほしい。そして、しゃぶしゃぶの後は、濃厚な脂と出汁のスープで雑炊やうどんを。1番のお勧めは、沖縄そば。最後の1滴まで飲み干して!島袋さんのあぐーが食べられる「おきなわ赤鶏とあぐーのお店 とりひろ」でも、しゃぶしゃぶ後の〆として、沖縄そばが人気だ。

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